2016年 11月 13日
「つながる絵~もうひとつのバリアフリー絵本」原画展
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9月14日〜19日まで行なわれた「つながる絵〜もうひとつのバリアフリー絵本」原画展は、会場構成とワークショップ用のカードデザインを作画者のお一人でもあるグラフィックデザイナーの藤元秀征さんにお願いし、開催されました。
手描きや半立体でA4サイズに作成されたもの、データで作成されたものなど、原画作品は様々な形式でしたが、展示ではすべてをA1サイズに出力してパネルに仕上げ、絵本でのつながりを再現するため、三本の色糸が作品と作品の間に配されました。
子どもたちのワークショップは、横浜市の放課後の子どもたちの居場所である、はまっ子ふれあいスクールや放課後キッズクラブで行なわれました。
絵本作家の佐々木貴行さん、ブックデザイナー高橋寛行さんの指導で、絵の具を初めて使う子どもたちも、色の作り方から教えていただきながら取り組み、のびのびした作品が出来上がりました。細長い紙に描かれた4枚それぞれの作品を並べてひとつのパネルに仕上げています。
藤元さんデザインのワークショップカードは、「つながる絵」と同じ割合の位置に帯が入っており、裏表で6種類の色の組み合わせになっています。会期中は誰でもが気軽に参加できるようにペンや鉛筆、色紙、シールなどが準備したところ、100名以上の来場者の方々が楽しみながら、会場で作品づくりにチャレンジし、個性あふれる作品の数々を残してくださいました。
初めてのことばかりの絵本づくりでしたが、このバリアフリー絵本「つながる絵」と「つながる絵」ワークショップの世界が、これからも拡がっていき、優しい気持ちで誰かが手をのばせる一歩目になることを今日も願いつつ……。
☆担当 岩上
by sakae-art
| 2016-11-13 17:24
| 07 リリスとあーすぷらざ